2014/12/31

2014年個人的まとめ

今年も全然更新できませんでしたが、2014年まとめです。

といっても、今年はもうすべて「未確認で進行形」というひとつの作品に集約されているといっても過言ではありません。
「未確認で進行形」という作品、本編そのものも非常に完成度が高く日常系ラブコメものとしてかなり好みの作品であったことは、確かなのですが、この作品は自分にとって過去にあまり例のない「事件」でした。
「未確認で進行形」では、本放送と同時に毎週ニコニコ生放でメインキャスト、照井春佳、松井恵理子、吉田有里の三人によるトーク番組が流されていたのですが、それがあまりにおもしろかった。まったく名前すら知らなかった新人声優三人が生放送で見せるハラハラドキドキとがんばりが本編以上にドラマチックで感動的で、すっかり三人の虜になってしまい、もはや本編が好きなのかキャスト三人が好きなのか、作品評価としてこの二つが完全に不可分なものとして、自分の中で成り立ってしまった。

作品ごとに声優によるラジオがあるのは今に始まったことでもないし、ニコニコ動画を使った特番を生でやることももはや珍しいことでもないかとは思うのだけれど、自分個人としてここまで本編と声優(しかもまったく興味すらなかった新人)が密接に絡まって、はまってしまったというのは初めてのできごとではないかと思います。
そんなわけで、未確認が終わった後もこの三人を見守り、応援していかなければという思いが
とめられず、三人のその後の動向、出演作品はできるだけチェックするようになってしまいしたとさ。
今年仕事が急激に忙しくなったために、中々時間がとれずアニメを見る本数もかなり減ってしまった中で、未確認のおかげでそれがアニメを見る動機と取捨選択の基準のひとつになっているというのが今年一年、そして現在も続いている現状だったりします。


以下今年印象に残った作品と簡単な感想

・ログホライズン

一話で見るのをやめてしまっていたのをカッターこと松井恵理子が出演していることを知り後追いで見返したら想像以上におもしろく好評価にいたった作品。

・結城友奈は勇者である。

照井春佳主演、ぱるにゃすの時代キターということで喜び勇んで見ていました。
中盤までの緊張感、不安の煽り方が絶妙にうまく、毎週どうなる的なおもしろさは確かにあってオリジナルの週アニメとしては仕掛け方も含めてうまかったとは思う。
ただラストはいまだに納得いっていない。

・ノーゲーム・ノーライフ

アニメがそこそこおもしろくて続きが気になって原作に手を出したら予想以上にはまった。
自分がこの作品の何がおもしろくて何が好きなのかちょっと他人に説明しづらい。
たぶん物語の根底にある世界や人間に対する考え方、見方が自分がガキだったころに抱いていた中二的な思想、理想と共通するものがあって、それを呼び起こしてくるからなのではないかと思う。
愚王と呼ばれたステフのおじいさまのエピソードがすごく好き。
まだアニメになってないけど原作の6巻の話が大好き。

・ろこどる

アイドルものが、アイドルになることを物語の中心、ドラマにすえるため、夢とか努力とかを前面に押し出すのが前提というか当たり前な中で、ろこどるは、地方アイドルということもあってかあまりその辺をガツガツすることなくゆるーくお仕事としてアイドルをしていて、気を張らずに楽しむことができた、数あるアイドルものの中でも、食休め的な一品かも。

・トライブクルクル

キッズ向けダンスアニメ。
どういった経緯でつくられたのかは知らないが、一話二話での脚本演出の完璧さですっかり虜になってしまった。おしむらくはもう少しダンスのCGのパターンがあればなあと。
ゲストキャラで吉田有里が出てきたのも、うれしかった。
見逃さなくと本当によかったと思える作品。


力尽きた、あとこんなもんかなー

異能バトルは日常系のなかで
のうりん
ピンポン
ハイキュー
月刊少女野崎くん
ばらかもん
棺姫のチャイカ
selector infected WIXOSS
桜Trick

劇場アニメはアイマスくらいしか見ていないような。
劇場版アイマスは自分の中で、アイマスという作品のひとつの区切りになってしまった感がちょっとあるかなあと思ったりします。

それでは、よいお年を

2014/10/01

リリカルなのは10周年!

本日魔法少女リリカルなのはBDBOX発売!
そして、本日10/1は奇しくも「魔法少女リリカルなのは」アニメ放映開始10周年なのだそうです。

自分がなのはを初めて見て、はまったのがA's放映直後からなので、10年付き合ったというわけでは、ないのだけれど実質それに近い年月かかわって、ファンであり続けていることを思うと、やはり感慨深いものがあります。

10周年の節目に残念ながら劇場版3rd公開とまではいかず、TVシリーズのBDBOX発売だけで、でお茶をにごされてしまった感がないとはいえませんが、ソシャゲのINOCENNTは新展開、そしてVividは来年TVアニメ化発表と、シリーズとしてコンテンツの継続性は常に維持されているということは、決して当たり前とはいえないことではないかと思います。

Vividアニメ化は現段階で発表されている情報よると制作をA1が担い、監督も替わり、脚本も都築氏本人以外が担当するということで、これまでの制作体制と大きく異なっている。
Vividは、シリーズのファンの期待と満足を満たすという目的がある一方で。新規層の開拓という使命もあり、その結果如何によっては、今後のシリーズの命運も幾らか左右されるのではないかと思います。
そういった新作の投入によって、なのはシリーズは11年目を向かえ、今後、どのように発展変化していくのか、下手をすれば、シリーズが途切れることなく20年を迎える可能性もあり得るのでは、と妄想期待もしてしまいます。

TVシリーズが3ヶ月ごとに新作がどんどん作られ、入れ代わりが激しい昨今のアニメ、オタク界隈の状況を考えると、コンテンツとして10年生き残ることができたというのも、本当にレアなケースで、どうしてこんなに続いたのか、ファンである自分にもなんでなのか不思議なくらいです。
一言で言ってしまえば、キャラの魅力とファンの熱意に尽きるんだろうと思うのですが、なのはのファンて本当に黙々とコンテンツに金を出す不思議な集団で、その熱意は本当にどこからわいてくるんだろうなー、と、BDBOXに10万円つぎ込みながら思うしだいであります


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2014/04/11

【雑感】アニメ視聴体力の衰えについて

アニメを見る上で必要なものとして「視聴体力」というものがある。
そしてそれは歳をとるとともに衰えていく。

と、以前から感じていて、同様のことを考えているている人をちらほら見かけるのだけれど
いままで、それを漠然としたものとし、そのアニメ視聴体力の衰えをここ最近また強く感じ始めたので、ちょっと改めて深く考えてみたいと思います。

現在40歳、視聴体力が落ちてきたなあと感じたのは30半ばくらいから
歳をとるとともに単純に多すぎる新作アニメを見るのがつらくなり、徐々に本数が減っていく傾向にあったためにそういう風に思っていたのがきっかけではあるのだけれど、ここ最近は毎期ごとの新作アニメの録画の再生ボタンを押す手が重い、というところまできてしまった。

新作アニメを見よう、見たいというモチベーションはあっても、なんとなく体が拒否している感じ。
これはなんなのか。
疲れているとき、特に集中力がなくなっている時にアニメを見ようと思っても中々気が進まない。
それが新作アニメとなると、新しいキャラクター、新しい設定、世界観をいちから理解し覚えなければならないため既存のシリーズ作品や継続作品を見るよりも、余計に集中力を使い脳みそをフル回転する必要がある。これが結構疲れる。
そのために新作アニメを見たあとの疲労感を想像して見るのを躊躇してしまう。
これは、二十代のころはほとんど感じる事のなかった事象で、本当の意味で肉体的な衰えが、集中力の衰えに直結していて、集中力がいかにアニメを見る上で必要であるかを実感するようになった。
これが自分がそう呼んでいる、いわゆるアニメ視聴体力というものだ。

いってしまえば単に集中力の問題ではあるのだけれど、この視聴体力が衰えるといろいろアニメを見る選択、好みにも影響がでてくる。

たとえば学園ラブコメものとSFロボットアニメ
どちらが視聴体力を必要とするかといえば後者だ、学園ラブコメは舞台装置は大体同じで物語もパターン化されているのでさほど理解力を必要としない、キャラの相関関係さえわかれば事足りるので、視聴体力をあまり必要としない
しかし、SFロボットものや異世界ファンタジーものは、世界観、設定が理解できないとまず作品世界になじめない、物語の進行も連続性が高く、謎や伏線を抑えて理解していかなければならないために集中力、記憶力を要求され、視聴体力をかなり必要とされる。

また作画や背景の緻密な作品、というのも画面から得られる情報量が過剰なため、やはり集中力を必要としてしまうため見ていて疲労する。
これはもともと情報量の多いSF系の作品だけに限ったこととは言えず、昨今のクオリティの上昇で一部の日常系作品も作画が緻密になり情報量が上がっている。
そういう意味ではPAワークスや京都アニメーションあたりの作品は、かなり見るのに体力を要すると感じてしまうことがある。

加えていうなら、好みや興味に左右される部分もあり、自分の関心の低いジャンルや苦手意識のあるものはやはりつらくなるり視聴体力を大きく奪われる。


一方で、好みのジャンルであるとか、そもそも情報量が少ない作品というのとは別に、視聴体力を気にせず見られる作品というものもある。
作品のジャンルにあった適度な作画の情報量、見る側に設定を理解しやすく提示するために整理されたシナリオ、そして何より視聴者を飽きさせない巧みなコンテ演出、これらのそろった作品ならば、視聴体力を意識せずに見ることができ、次回も見ようという気にもさせてくれる。
逆に情報量過多でコンテの不味い作品は見終わった後の疲労感が半端なく次回を見ようという気力が減退してしまう。
ちょうど整地されたまっすぐな道とまがりくねった未整備の悪路、歩いてどちらが体力を使わずに済むかといったところだろうか。
楽しい、面白い、はやく続きが見たい!と思えれば、あとは視聴体力なんてものは気にすることなくみられるのだけれど、一話で乗り切れなかった作品を継続して見るのはどうしても視聴体力を必要としてしまうのだ。

もちろんこの視聴体力を使わずに見る方法というものもある。
それは集中せずに適当にみればいい。
ネットしながら、実況しながら、スマホいじりながら、流し見する。
たださすがにこれを新作の1話でやる気はしないし、スロースタートでじっくりと見せていくタイプの作品というのもあるので、これはちゃんと見たほうが楽しめるだろうなあと思う作品では、流し見はあまりしたくない。
結果、好みのジャンルのものでも体力を必要としそうな作品は、後回しになり溜め込んでしまうという悪循環を生んでしまう。


そんな感じで年々、シリーズ通して全話見る作品というは減少傾向です。
全部見れるに越したことはないのかもしれないけれど、時間、体力、気力を削ってまで見てもそれはやはりつらいだけで、何でアニメ見ているのかわからなくなるし、一方で作品を見る目、審美眼は多くの視聴経験の積み上げで、自分にあった作品の取捨選択、その判断にはある程度自信もあるので、最近は見続けることのできなかった作品は、それはそれ、と達観しつつあったりします。

体力の衰えを感じつつも、それでも毎期がんばって新作を一通り見ようと努めているわけです。
まあ、なんでそこまでして新作にこだわんのと、話題になった作品とか売れてる作品だけ見とけばいいじゃんと思う向きもあるのかなと思うのですが、習い性というかなんというか。
他人の評価によるおススメや話題性だけでは、自分の本当の好みの作品にめぐり合えない、自分の目で見てみないと、結局は判断できない、そして何より自分で見出した、価値を認めた作品のほうがより思い入れが強くなる、ということを経験上わかってしまっているがゆえに、新作アニメのチェックはやめるわけにはいかないのです。

2014/04/05

未確認で進行形総評 普通を普通に描ける強さ

未確認で進行形全話視聴ということで総評です。

本作は2014冬期スタート作品ではほとんどノーマーク、1話を見るまで原作もどんな作品かもまったく知りませんでした。

しかし終わってみれば、BDをシリーズで購入決定するぐらい超お気に入りの高評価となりました。
ジャンル的には所謂日常系ラブコメ作品で、昨今必ずしも珍しくないタイプの作品でありながら、作画、演出、内容、キャラ等々好みの要素が高水準でここまでそろった作品は久しぶりというか、自分的には珍しいことかなと思います。


そんな未確認で進行形の1話での印象はさほど強烈という訳でもなかった。

「ある日とつぜん祖父に決められたという許婚の男の子が現れて同居することになることからスタートするラブコメ」という1話の概要だけでも、非常にべたというかありがちなもので、ごく普通。
ただ、作画のよさと演出の丁寧さは群を抜いていて、なかでも料理シーンを逃げずに丁寧に描写していることには、目を引いた。
日常系ラブコメとしては、普通な内容だけど、作画演出がこのレベルで続くなら安心してみていられるからいいかなあ、と最初は割りと軽い気持ちで見ていた。

その印象が徐々に変わってきて、決定的にこの作品好きだわーと自覚したのが、9話で小紅が白夜にデレる回。

小紅は本作のメインヒロインではあるはずなのだけれど、スタート時の印象では存在感がやや弱い。
というのも姉の紅緒が重度のシスコンで妹の小紅を常軌を逸して溺愛するへんたいっぷりと、許婚の白夜のお目付け役としてついてきたロリ小姑・真白の存在感が目立ちすぎいてて、紅緒と真白に比べると小紅が一歩引いた印象を受けてしまうのは致し方ないかと思う。
そんな存在感の薄い小紅と、さらに輪をかけて存在感の薄い白夜との関係がちょっとずつ進み、小紅が白夜への気持ちが知らぬ間に大きくなっていたのをはじめて自覚してしまうというのが9話。
この9話の小紅がめちゃくちゃかわいい。というか、かわいいと思わずにいられない。
小紅のキャラが、巨乳安産型で料理家事全般が得意な完璧なお嫁さんスキル持ち、という属性が付与されているが、それが単なる設定ではなく、シリーズ通して徹底的に描写されている。
第一話で印象的だった小紅の料理シーンは一話だけでなくことあるごとに描かれ、その他家事をしているシーンも頻繁に登場し、お嫁さんスキルの高さを印象付けている。
生徒会長で成績優秀な姉に引け目も感じ、一歩下がった性格、高い料理家事スキル、巨乳安産型
、許婚としてここまで完璧な嫁はいるだろうかと誰しも思うだろう。

親に決められた許婚同士がはじめはとまどったり、反発しながらも徐々に関係が深まっていく、というのはそれこそ使い古されたラブコメものの黄金パターンではある。
ただそれを、こうやって、こんな女の子を嫁さんにしてえええと思わせるキャラを丁寧に丁寧に積み上げて描き、その女の子がついにデレるということの破壊力!
この小紅かわいさというのが表面的な即席のかわいさではなく、9話かけてじっくり熟成させてきたからこそ、見る側にそう思わせる説得力と強さを生み出しているのだ。

未確認で進行形は、いってしまえば、よくある普通のラブコメであると思うし、それ以上の作品概要の説明のしようがないかもしれない。
しかし、この「普通」をそのままに、おもしろく、魅力的にみせるためには、手間暇をおしまず丁寧に丁寧に煮詰めていかなければ成り立たせることのできない「普通」さであり、ものすごくハードルの高い「普通」なのではないだろうか。
最終話もきれいに終わらせた印象で、1クール作品としてみても小さくそつなくまとまっているが、やはり、その普通さも、また愛おしい。

本編についてはとりあえずこんなところで。

ところで、もいっこ未確認で進行形で特筆しておかなければならないことといえばやはりメインキャストの3人だろう。
紅緒役の松井恵理子、小紅役の照井春佳、真白役の吉田有里、三人ともほぼ新人(吉田はこれがデビュー作)というのだから驚き。
この三人でやっているニコ生の「夜までみんなでぐっ!」あとおいで見始めたのだけれど、これが
またおもしろい。


↑この初回の放送で松井恵理子の愛称が吉田有里の提案したカッターに決まる瞬間とそれを受けてのジェンガの流れ神懸っていて必見。
すでに人気のある声優使わずにこういうところでチャレンジして新しい芽を発掘してきてるのもえらいなあと。

あと先日触れたMVの「ぜんたい的にセンセーション」含め、本作で動画工房への認識がアップしたのも本作で得られた大きな収穫だったとおもいます。 



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2014/03/28

桜Trick 感想

最終話まで視聴みたので感想をば

一言で言うと、みてて幸せになれるアニメ、でした。

1話をみた段階では、いきなりキスして、あーガチ百合ものなのかなあ
と思いきやそんなことはなく、シリアスな展開にはほとんどならず、
ゆるーい感じで女の子どうしのいちゃいちゃちゅっちゅっを毎回みせるという、ほぼそれだけ。
はじめは、なんなんこれ?と戸惑いながらも、いちゃいちゃちゅっちゅっしているのをみせられているうちに、それだけでだんだん脳がしあわせに満たされ、多幸感につつまれていくという不思議な感覚に囚われ、それが病みつきになってしまていったという。
おかげさまで、2014冬期作品の中で常にリアルタイム、ツイッターで実況しつつの視聴をせずにいられなかった、そういう意味ではかなり特別な作品でした。

さて、桜Trickをみていて感じるこの幸福感とはいったいなんなんだろう、と疑問に思いつつも、とりあえずそれは横においといて最終話までたのしんでしまったわけですが、実は最終話を見ている最中に、ふっと、その疑問の答えにだどりついたというか、つながってしまいました。


うちに山の様にあるリリカルなのはの同人誌で自分が特に好きな内容が、だいたいこんな感じのものばっかりでしたwwwwwwwwwwww
百合カップリング認定されたなのはとフェイトが学園でだいたいいちゃいちゃしているだけ、
まわりにひやかされたり、あきれられたり、キスしたり、不安になってお互いの気持ちを確認しあったりという内容。
そのなのフェイのいちゃいちゃを見ているだけでニヤニヤしながら幸せになれるというその感覚と、桜Trickを見ているときの幸福感がよく似ている。
違いといえば元ネタがあるかないかでしかないかもしれない。

というわけで、桜Trickは元ネタのない百合カップリング同人誌だったのではいか、という説を提唱してみたいと思います。

いや、べつにどうでもいいです、自分の中ですべて腑に落ちたというだけの話ですので



 


2014/03/17

未確認で進行形MV「ぜんたい的にセンセーション」がすごい

絶賛ハマりちゅうの未確認で進行形ですが、本編の細かな感想はまた後日にまとめてするとして
今回はその未確認で進行形のMVについてです



このMVを最初に見たのは某とらの店頭で流れていたものでした。
その瞬間に目が釘付け、3周か4周くらいみて、これどこで手にはいるんかなー
DVDかなにかの特典?ちょっとほしいなーとかなり気になったものの
そのときは用事があったので、その場ではいったん保留。

後日、ニコ動で同じ動画を見つけ、あらためて調べてみたところ、原作コミック4巻の限定版に付属している映像特典だったことが判明、その場で購入を決意したしだいであります


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購入以来1週間ほぼ毎日何回も見てるくらい、ものすごい勢いではまっています。

なんというかキャラクターたちが、終始くるくる跳びはねていて、すごく元気があって、楽しそう、見ているこちらも、だんだん気持ちがハイになっていく。
曲ももちろんいいけど、とにかく作画が見てて気持ちいい、うまい!

特に自分がすっげえとおもったのが上の動画の0:44あたりからのましろが後転しながらカメラに近づいて伸びをするカット
あと、1:46のあたりの俯瞰カメラに右上から小紅が歩いてはいってきてカメラを見上げてくるっとまわって左下に抜けていくカット
キャラをくるっとまわすだけでもそこそこ難しいと思うのだけれど、それをカメラによりながら(つまるところキャラを拡大縮小させながら)動かしているという、これ二重で難しいんじゃないのかなあと。

また1:43あたりの小紅が両手を横に広げて胸と肩を揺らして歩いているカットなんかは
ただ歩いているだけで、これより凝ったカットは他にもあるので、普通の動きにみえるけれど、小紅のキャラ性とかわいさがよくでていて普通なんだけれど普通じゃない。
本編をすでに見ていてキャラを理解しているから感じる部分でもあるのかもしれないが、単に作画がいいというだけでなく、こういったところでキャラ性や作品にそった動きがそれぞれつけられているのもポイント高い。
他にもフルバージョンも含めると、ここがいいあそこがいい、というポイントは枚挙に暇がないので、機会があればぜひフルバージョンを見てほしいところです。

この流れでついでにOPについてもちょこっと



冒頭のらったたらったの小紅もかわいくて好きなのですが
0:55辺りからの白いワンピースきた三人のうち小紅を残して両脇の二人が浮いていくカットが不思議な気持ちよさがあって、かなり好きです。



おまけ
EDの最後の最後でましろがゆれながら最後カメラ目線になるとこ、ここも好き
こういう風にキャラを揺らすのに、自分は弱いらしい

というわけで現時点でまだ放映中の、未確認で進行形ですが
本編もこの作画力はいかんなく発揮されていて、毎回でてくる料理シーンが手抜きなしのガチで作画してたり、日常動作ではっとするようなカットが散見されるなど、作画陣の優秀性を感じています。

はてさてこんな感じで、本編にもどっぷりはまってしまい
原作コミック4巻まですべて購入済み
BDも購入決定済み
次に出る原作5巻の特装版も購入予定であります。


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どちらもOVAがつくようなので、たのしみだー


2014/02/24

最近見てるアニメとか

なんか最近全然書かなくなってしまったのだけど、時間があいたので最近見てるアニメのことなんかをざっくりととりとめなく書いてみる

・未確認で進行形

今一番のお気に入り
わりとフツーの日常ラブコメ系なんだけど、普通さ故に見てて安心できるのとつくりの丁寧さにちょいちょい感心させられ、ところどころ、おお、と思える日常芝居や作画もあって高いレベルで安定しているのもいい
制作が動画工房ということで、ここに来て自分の中で動画工房の注目度が少し高まってきたのもポイント
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8B%95%E7%94%BB%E5%B7%A5%E6%88%BF

恋愛ラボもよかったし、ゆるゆり、GJ部あたり最近いい仕事している印象。


・桜Trick

もう一個のお気に入り
1話を最初見た次点では、いきなりキスした!ガチ百合はちょっと苦手なんだよな~(ストロベリー・パニックがフラッシュバック)
とか思ったんだけど、二話以降、「ちゅう、しろちゅう!」とか思うくらい脳みそが桜色に染まる謎の中毒性にすっかりやられてしまった。
しょっちゅうちゅっちゅ、ちゅっちゅするメイン二人のらぶらぶっぷりと頭のゆるさになんか見てて幸せになって浮世の嫌なことを忘れられる、そんなアニメです


・のうりん

ゆかり王国民の義務として、いや、それだけじゃないくちゃんと楽しんでますがw
ただなんというかパロディネタはすべってるなぁというか、ちょっと寒い
むしろ真面目な農業ネタをちゃんとやっているときの方が意外と面白かったりするので困惑する。
は、まさか寒いパロディは農業ネタを際だたせるための孔明の罠!
なわけないか



・最近、妹の様子がちょっとおかしいんだが

内容的にはそれほど好みというわけではないのだけれど、エロネタ、キワモノの設定に反して地に足がつくギリギリのラインを歩いている感じが面白いといえば面白い
いやしかし、桜Trickといい、すごいものをTVでながしてるよなあ、と


・Wake up girls

一応見ている、なんというかボロボロ
お話自体はそんなに悪くないんだけどなんか一時代前のアイドル物って感じがしてしまう


・世界征服 謀略のズヴィズダー

始まる前の印象ではもっとまじめに世界征服するのかとおもってたんだけどご町内ものだったかー
というスケールの小ささにちょっとがっかりはしている
まあ、超贅沢なコメディではあるんだけど


あと継続で見てるもの

・マギ二期

毎週割と楽しみに見ているのだけれど、マグノシュタット編に入ってから状況設定についていくのがちょっと大変
あとモルさん分が足りない、足りないよ

・ガイストクラッシャー

はじめの数話での主人公の性格や行動がとても好印象で、そのまま、なんとなく見続けているのだけれど、安定して面白いです、久しぶりに男子キッズもで当たりを引いたかも
やはり、西園悟脚本にやはり外れはなかった

・ガンダムビルドファイターズ

自分がいまさらなんか言わなくてもわかってると思うけど面白いっす
なぜこれが今まで出来なかったのか、むしろ今だからこそようやくこれができるようになったということのか。
もうTVのガンダムはこの路線でいいと思う、ロボットアニメを救うのはこの方向性だよ

アイカツは見たいんだけどかなりたまってしまった・・・

あと見ているものとしては咲、中二病、てさぐれ、となりの関くん、弱虫ペダル、おねえちゃんが来た、うーさー、
あとは大体1話見たきりになってしまったものがほとんどかなあ
ウィザードバリスターズ、いなりこんこん恋いろは、ウィッチクラフト、スペースダンディ当たりは見た方がいいんだろうか、どうなんだろうか

最近はじまったハピネスチャージプリキュアはハトプリの長峰監督なので期待



とりあえず最近はこんなとこです

2014/01/28

アイドルマスター劇場版 輝きの向こう側へ 感想

初日初回、舞台挨拶ライブビューイング付きで見てまいりました。

とりあえず本編の感想なのですが、見るまでは正直期待半分、不安半分でした。

製作決定の発表を受けてからの公開までの期間の短さ、一年弱は短すぎるのではないか、という不安。
もう一つ、TVシリーズが物語的にも作画演出的にも高いレベルで完成されていたので、それを受けての劇場版、TVシリーズのその後の物語、ということで、TV版と同等、あるいはそれ以上のものを、同じ「アイドルマスター」で実現できるのかという不安。
さらにミリオンライブからの新キャラ参加でどうなるのか。
といった不安を抱えつつも、TVシリーズを作ったスタッフには厚い信頼もあるし、やっぱり大好きなアイドルマスターの新作を見たい、欲しい!という純粋な期待というか欲求は高かった。

それだけに自分の中でハードルを上げすぎてがっかりしないようにするのに無駄に必死でした。


で、結果なのですが不安のひとつは的中
作画が・・・・・orz
ところどころ怪しい場面や間にあってないなあというカットがちらほら
それもクオリティが低いというより、やっぱり時間が足りてないなあという感じで、もったいない。
折角できるスタッフが集まってるのだからもっと時間をあげてじっくり作ればいいのに、と思ってしまいました。

ただ、不満な点をあげるとすればむしろそれだけ、あとはほぼ満足といっていい内容でした。

時間といういう問題でクオリティに期待できないかもという点でむしろ不安に感じてたのは、作画的な面よりも、TVシリーズで実現していた、それぞれのキャラに配慮したきめ細やかな描写、演出が削がれてしまっているのではないかということだったのだけれど、それは全くの杞憂でTV版同様、それは徹底していて、隙がなかった。

そんなわけで、後はストーリーを存分に楽しむことが出来て、そこはよかったなと。

でストーリー面については、TVシリーズの到達点からそれを受けての765プロの物語としてとても良く出来ていた。
一本の映画として物語のまとまりもよく、おそらくTVシリーズ未視聴でも問題なく楽しめるのではないかと思うのだけれど、TVシリーズを見ていれば、それぞれのキャラの各シーン、セリフ、その時の思いが、TVシリーズを経てのキャラの成長と積み重ねによって生まれた意味合いの深さを含んでいて、ズンと心に響いてくるという仕様になっていて、ちょっとしたシーンやセリフでもウルウルきてしまう。

また今回ミリオンライブから新規キャラとして7人、その中でも矢吹可奈をドラマの中心に据えたのも功をそうしていた。
765プロのアイドルのみでは、TVシリーズ以上のドラマや成長を描きづらいところに、新規キャラ、アイドルの卵、春香たちの後輩というポジションでドラマを担う役割をうまく果たしていた。

一番関心したのは本作のストーリーが上記の二点を含めた上で、TVシリーズラストで春香がたどり着いた結論、765プロのアイドルたちがが獲得した「765プロ」のあり方を、もう一度確認し前に進んでいくという物語になっていたということ、そしてそれがまさに「天海春香」の物語として見事に昇華されていた。


可奈のとった行為と結果は、プロとしてほぼ許されないことではないかと思う。
しかし、その可奈を春香は見捨てない。
「みんなで」「いっしょに」それが天海春香であり765プロだから

可奈の行為と結果からすれば、普通の物語なら、春香の優柔不断にも結論にも他のメンバーが異を唱えたり、反発してもおかしくない。
おそらく美希は今でも春香と正反対の考え方をしているだろうし、昔の千早なら志保の考えに近かったかもしれない。
でも美希は春香に口を挟まないし、千早は春香が出す答えを待っている。
それが何故なのかといえば、春香が出す答えを、765プロのメンバーは全員わかっているからなのだ。
TVシリーズでたどり着いた春香の出した結論、「みんなで」「いっしょに」なにも捨てることなく前に進んでいく、今度も同じ答えを春香なら出す、そしてその答えが自分たちを、そして765プロを今ここにある765プロにした答えであることを、みんな知っている。
だからプロデユーサーがリーダーとして選んだ天海春香の出す答えをみんなが待ち、その答えに、やっぱり春香の答えはそうだよね、と納得し、それにならうのだろう。


映画を見ていた自分にも春香が出すであろう答えがほぼわかっていたので、春香の優柔不断が少々もどかしかった。
「はやくはやく、可奈ちゃんののとこに直接行ってお話きいてあげてー」と思っていたのが、なかなかそこまでいかず、ずるずる結論を引き伸ばしたあげく、ようやっと会いに行ったら、あんなことになってしまっていて、それをみた瞬間
「いやいや可奈ちゃんそれはあかんわーないわープロとして許されんわー」とドン引きしてしまった。
しかし、それをみてもブレない春香さんはさすがやでーと思いながらも、ちょっとモヤモヤ
でも「私は天海春香だから!」と言われてしまうと
「うん、はい」というしかないくらいに、作品が積み上げてきたテーマとキャラの強さがそれを押しのけてしまうくらい強固で、道理が引っ込んでしまうというなかなか不思議な味わいを感じていた。

加奈ちゃんがちょっと損な役回りになってしまったけれどあそこまで追い込まないと、おそらく春香の「みんなで」「いっしょに」の思いの強さ深さが際立たなかっただろうなーとも思う。


「天海春香」がリーダーで主人公でなければおそらく納得出来ないこの物語の結末。
「私は天海春香だから!」という予告でも使われていた印象的なフレーズは、まさにこの映画そのものを表していたといってもいいくらい、この物語は天海春香の物語だったといっても過言ではないかと思う。


さて、作品の核心部分としては、こんなものだけど、他にも美希の春香に対するライバル心とか、雪歩の成長とか、伊織の役どころの美味しさとか他にも語るべきポイントは多々あるのですが、とりあえずこんなところで。

ただ今回やっぱり思ったことは、765プロメンバーだけではもう完成されてしまっているので、今後アニメを作るとするならミリオン組を出していくことは必要だなあ、と感じました。







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